太陽光発電所の主な原因は?
やはり1番は天候によるものです。
くもりや雨、雪の日は発電量ロスが生じますが、天気だけでなく気温も影響が大きいです。
ソーラーパネルは気温25度の状態が最も発電効率が良く、気温が1度上がるごとに0.5%ずつ発電効率が落ちると言われています。
夏場はソーラーパネルの表面温度は70度にもなると言われ、日射量だけでは発電量は計ることができません。

太陽光発電所の周辺環境の変化
建設当時は発電所の周りには何もなかったが、周辺に電柱が設置されたり建屋がたったりと影となる遮蔽物ができる事により発電量が低下する事があります。
ソーラーパネル・モジュールの汚れや破損
鳥のフンや落ち葉、砂や黄砂、ほこりなど、ソーラーパネルに汚れがつくと発電量は落ちます。また、飛来物などによりソーラーパネルが破損してしまうと発電ができません。
PVケーブル・配線ケーブルの断線
イノシシやネズミなどの害獣によるケーブルの断線や、盗難によってケーブルがなくなると、発電した電気が送電できない状態になります。
一番多い事例としては雑草やツル、木の枝等によるケーブルの断線です。
ソーラーパネル・モジュールの経年劣化
ソーラーパネルは年々劣化していくため、少しずつ発電量が落ちます。
あるデータによると、毎年0.25~0.5%程度の出力性能が落ちると言われています。
ただし、この数値には数十年前に開発・設置されたソーラーパネルから得られたデータも含まれているため、劣化率が高く出ている可能性も。
ソーラーパネルは年々性能が向上しているので、経年劣化による出力性能の低下は抑えられていくと予想できます。
雑草やツル、木々による影
雑草が伸びてしまうとソーラーパネルに影ができてしまい、発電ロスにつながります。
太陽光発電の発電ロスの原因を確認する方法は?
太陽光発電の発電ロスに気付くためには「発電量を確認する仕組みづくり」が必要です。
そもそもどのくらい発電しているのかを知っておかなければ、発電量が落ちていることにも気付きません。