太陽光パネルが経年劣化する原因とは?
太陽光パネルは長時間、風雨にさらされ続けることにより少しずつ劣化し、寿命が短くなっていきます。具体的には、以下のような要素が劣化の原因です。
・経年使用によるパネル材料(封止材、ガラスなど)の劣化
・パネルの損傷・故障(内蔵されているダイオードの故障など)
・陰影響(パネルが陰に入ってしまうこと)などによる発電素子の損傷
・パネルの汚損
・自然災害等によるパネルの破損
FIT制度(固定価格買取制度)当初、資源エネルギー庁審議会で採用された太陽光発電システムの経年劣化率は年間で0.27%と設定されていました。またNREL(アメリカ国立再生可能エネルギー研究所)では、多くの太陽発電所で毎年0.5%程度発電力が低下するデータが公表されています。
JPEA(太陽光発電協会)では太陽光パネルは20年以上、パワーコンディショナーは10~15年程度の寿命と説明しています。

太陽光発電は「メンテナンスフリー」といわれることがあるほどですが、長期間トラブルが少ない状態で使いたいのであれば、定期点検やメンテナンスは必須です。定期点検を行うことで製品の不良や施工トラブルの影響が小さいうちに対処できます。 万が一不具合が見つかった場合でも、保証期間内であれば無償で直せます。必ず4年に1度程度は、太陽光パネルの定期点検やメンテナンスを受けて下さい。
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