太陽光パネル(モジュール)のガラス割れやバックシート破損等
太陽光パネルは強化ガラス等が使用されていますが、衝撃や重さに強いというわけではありません。
たとえば子どもの投げた石や車に弾かれた石であったり、運搬中や設置中に何かにぶつかったなど、特別なことなどなくても、パネルの割れは起こりえます。
野立ての太陽光発電の場合、山の中や人気のない場所に設置されることも多いため、 太陽光パネルやその土台となる架台には野生動物が衝突することがあります。 シカやキツネなど地上生物はもちろん、鳥が衝突することもあり、鳥の場合はくわえてきた物をパネルに落下させて損傷させるという事例もあるようです。
特にカラスは太陽光パネルに衝突するだけではなく、「遊びの一種として太陽光パネルに石を落としている」という話もよく聞きます。
また、太陽光パネルの上へ人がのる事により割れる事例もあり、体重が一箇所へ集中する事によるものです。
メンテナンス中の業者や、太陽光発電所の所有者さんが清掃の際に上に乗って破損してしまうという事例もあります。
雑草やツル植物によるバックシート破損やPVケーブルの断線
太陽光パネルの間から突き出す雑草は、見た目では雑草がパネルへ影の影響を及ぼしていると思われがちですが、それだけではありません。
伸びた雑草はパネル裏のバックシートを突き上げたり引っ掻いたりとパネル裏に支障をきたします。
ガラスの表面に比べパネルメーカーにもよりますが、耐久性がないパネルもある為、夏場などの雑草の生育が早い時期には小まめな除草や草刈りをオススメします。
ツル植物は放っておくとどんどん生育していきます。
上記の太陽光パネルのバックシートにも悪影響を与えますし、影による売電ロスはもちろん、ホットスポットの原因にもなってしまいます。
その他にも、太陽光パネルとパネルをつなぐPVケーブルにも支障をきたし、ケーブルの断線等の影響もでてきます。
太陽光発電所の除草や草刈り、雑草処理を怠ると後々大きな故障や異常の原因となります。
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